色々なことを学び、経験して、気がついたら出来るように“なっている”のが定型発達。気がついたら出来るようになって“いない”のが発達障害の子どもたち。「しょうがない」とか「できない」をそのままにしない。関わり方で子どもは変わるから、まず私たちが子どもをしっかり理解すること。そしてプロンプト（介入）や学習を実践し、一つでも二つでもできることが増えて、生きていく力を身に付けて欲しい。 そのために私たちは療育に関する幅広い知識と深い理解、そして“実践できる”スキルを持たなければならない。知っているだけで、関わっているだけでは“できる”には至りません。学びと実践をひたすら積み重ねよう。学びにゴールはない。私たちが出来る事は少しかもしれない。それでもスタッフみんなで協力して、子どもたちの成長を全力でサポートしよう。
自分が育ってきた経験がまったく役に立たない、どうしていいかがわからないと悩んだり、困っている親御さんは沢山います。日々いろんな問題も起きます。なので色んな相談が来ます。「そうね、そうね」と共感するだけで終わったり、「それが特性だから」と抽象的な言葉でまとめたり、それでは解決になりませんよね。気持ちを聞いて共感するだけが私たちの仕事ではありません。お母さんのご機嫌をうかがい、差し障りない、耳障りのいい言葉ばかりを並べて、結局どうしたらいいかの答えがない、それでは本当の相談相手と認めてもらえないし、真の信頼関係は築けません。でもそれは、すごく怖い、とても勇気がいることです。だからこそ私たちは学び、そして経験を重ね、精一杯原因を考え、方法をひねり出す。その積み重ねだけが、自信と勇気の源になる。
迷ったら、わからなかったら先輩に相談しよう。おれんじキッズには、いつでも頼れる先輩がいます。全国にも頼れる先駆者たちがいてくれます。
